慢性期のめまい

 めまい疾患の急性期は数時間から1~2週間程度しか続きません。めまい疾患は、地震や台風のように忘れたころにやってきます。慢性期ではからだのバランスの異常がおもな症状で、歩行時フワフワするとか、まっすぐ歩くことができない、いっぽうにかたよる(偏倚〈へんい〉する)などをうったえます。

[治療]
 急性期のめまいは安静にすることが第一です。根本的治療より、対症療法が中心です。抗眩暈(こうげんうん)薬、抗ヒスタミン薬、循環・代謝改善薬を使います。良性発作性頭位眩暈では、浮遊耳石置換法(Epley法)をおこなうと症状が消えることが多いのですが、再発する場合は生活習慣の見直しも必要です。
 寝るときにどちらかの耳を下に寝ていると、その耳で症状が出やすくなるので、耳を交互に下にして寝るなどの工夫も必要です。また、ベッドの上でからだを左右に数回横倒しにするなどの理学療法(Brandt & Darroff法)も再発予防に有効です。前庭神経炎では、急性期には副腎皮質ステロイド薬の投薬をおこない、障害を軽くするような治療をします。めまいが落ちついたら、からだをよく動かすなどリハビリテーションをすることで回復が促進されます。
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