頬骨骨折〔きょうこつこっせつ〕
頬骨は、頬(ほお)から耳の前までにある骨です。耳の前方にある頬骨弓(きゅう)だけが折れているタイプと、頬骨全体が骨折するタイプがあります。
【症状】
頬のはれ、頬のへこみなどがみられます。下顎を動かすための咀嚼筋(そしゃくきん)が引っかかると、口が開かなくなります。また、頬骨全体の骨折では、頬や上口唇(じょうこうしん)の感覚障害が起こります。眼球の動きがわるくなって、物が二重に見えることもあります。
【治療】
頬骨弓の骨折の場合は、側頭部(耳介〈じかい〉の上)を切開します。ここから器具を入れて骨折を戻しますが、一般的に固定はしません。
頬骨全体の骨折の場合は、上口唇の裏やまつ毛の下などを切開して骨折をもとに戻し、プレートで固定します。
【症状】
頬のはれ、頬のへこみなどがみられます。下顎を動かすための咀嚼筋(そしゃくきん)が引っかかると、口が開かなくなります。また、頬骨全体の骨折では、頬や上口唇(じょうこうしん)の感覚障害が起こります。眼球の動きがわるくなって、物が二重に見えることもあります。
【治療】
頬骨弓の骨折の場合は、側頭部(耳介〈じかい〉の上)を切開します。ここから器具を入れて骨折を戻しますが、一般的に固定はしません。
頬骨全体の骨折の場合は、上口唇の裏やまつ毛の下などを切開して骨折をもとに戻し、プレートで固定します。
(執筆・監修:埼玉医科大学 教授〔形成外科・美容外科〕 時岡 一幸)