鼻骨骨折〔びこつこっせつ〕 家庭の医学

 鼻は顔面の中央で突出しているため、顔面のなかではもっとも頻度が高い骨折箇所です。

【症状】
 多くの場合、骨折の直後には鼻出血がみられます。鼻が低くなる鞍鼻(あんび)や、鼻すじが曲がる斜鼻(しゃび)などの変形がみられ、鼻づまりを起こすこともあります。

【治療】
 鼻の穴から器具を入れて、骨折の位置を整えます。適切な治療ができなかった場合には、変形が残るため骨切り手術をおこなうことがあります。

【参照】
 鼻の病気:鼻骨骨折
 顔の病気:外鼻の疾患

(執筆・監修:埼玉医科大学 教授〔形成外科・美容外科〕 時岡 一幸)
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