下顎骨骨折〔かがくこつこっせつ〕 家庭の医学

 転倒や殴打などの打撲によって起こります。

【症状】
 口が開かなくなる(開口障害)、かみ合わせが合わない(咬合〈こうごう〉異常)などの症状が起こります。

【治療】
 かみ合わせを合わせて治す必要があるため、上下の歯を金属製ワイヤーやゴムで固定する治療(顎間固定:がっかんこてい)をおこないます。骨折の部位や程度によっては、顎間固定と手術をおこないます。

【参照】あごの疾患:顎変形症咬筋肥大症

(執筆・監修:埼玉医科大学 教授〔形成外科・美容外科〕 時岡 一幸)
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