亜急性甲状腺炎〔あきゅうせいこうじょうせんえん〕

 30歳以上の女性に多く、発熱、甲状腺に痛みや圧痛、しこりなどの症状が出ます。自然に治癒しますが、症状が強い場合は副腎皮質ステロイド薬を内服します。
 20~30%の症例で、症状がおさまっても甲状腺機能低下をきたし、ホルモン剤の服用が必要になることがあります。
 詳しくは、「内分泌・代謝異常の病気」の亜急性甲状腺炎を参照ください。

(執筆・監修:埼玉医科大学 名誉教授 中塚 貴志)
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