心臓と血管の病気

解説
■心臓のしくみとそのはたらき
 心臓は血液を全身に送るポンプの機能をしています。心臓は4つの部屋(左右の心房と心室)から成り立っており、左右の部屋は中隔という壁で仕切られ、心房と心室は房室弁を介してつながっています。

 静脈血は上大静脈と下大静脈から右心房、三尖(せん)弁を経て右心室に入り、肺動脈から肺へ送られます。肺では呼吸により血液から炭酸ガスが放出され、血液に酸素を取り込んで酸素がたくさん含まれる血液(動脈血)となって、肺静脈から左心房に戻り、僧帽弁を介して左心室に入ります。この動脈血は、左心室から大動脈を経て全身へ送られます。それぞれの組織で酸素が消費されたあと、酸素が少ない静脈血となり、ふたたび上大静脈と下大静脈に注ぎ込み、右心房に戻ります。この心臓のポンプ作用による血液循環によって、全身に酸素や栄養がいきわたるのです。