厚生労働省は20日、マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」に別人の情報が誤ってひも付けされる事例が相次いだことを受け、さらなるトラブルの防止に向けた省内の対策チームを近く設ける方針を固めた。加藤勝信厚労相を本部長とし、マイナ保険証を所管する保険局を中心に医政局や老健局などの関連部局で構成する。
 2024年秋の保険証廃止を見据え、再発防止を徹底し、国民の不安解消を目指す。加藤氏は20日の閣議後記者会見で「トラブルに対する具体的な対策を一つ一つ講じるに当たり、省全体を挙げて取り組む必要がある」と強調した。 (C)時事通信社