厚生労働省は30日、自営業者らが加入する市町村国民健康保険(国保)の2021年度財政状況を発表した。赤字の穴埋めを目的とした市町村一般会計からの繰入金を除く実質収支はマイナス67億円で、2年ぶりに赤字となった。黒字だった20年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴う受診控えという特殊要因があったが、高齢化による財政運営の厳しさが改めて浮き彫りとなった。 (C)時事通信社