終戦から78年となる15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれる。天皇、皇后両陛下や岸田文雄首相、遺族らが参列。台風7号の接近に伴い、愛知や兵庫など9府県の遺族らは欠席する。
 厚生労働省によると、13日時点で遺族は付き添いを含め1703人が出席予定。新型コロナウイルスの感染対策のため、4年連続で開催規模は縮小され、同省は各都道府県からの参列遺族を最大60人としている。
 式典は午前11時50分すぎに始まり、岸田首相の式辞後、正午に参列者全員で1分間黙とう。天皇陛下のお言葉に続き、遺族代表らが追悼の辞を述べる。犠牲となった約310万人(軍人・軍属約230万人、民間人約80万人)の冥福を祈り、平和への誓いを新たにする。 (C)時事通信社