感染症対策の司令塔機能を担う内閣感染症危機管理統括庁が1日、業務を開始した。発足式に出席した岸田文雄首相は「政府の感染症危機管理の扇の要に当たる組織。一丸となって取り組んでほしい」と訓示し、新たな感染症危機に向けた備えを強化する考えを示した。
 内閣官房に設置された統括庁は、初動対応が遅れた新型コロナウイルス禍の教訓を踏まえ、政府行動計画の策定や企画立案、調整を一元的に担うことで対策の迅速化を図る。当面は約60人体制で業務に当たる。 (C)時事通信社