厚生労働省は27日、社会保障審議会(厚労相の諮問機関)医療保険部会で、自営業者らが加入する国民健康保険の保険料の年間上限額を、2024年度から2万円引き上げる案を示し、了承された。据え置きとなる介護保険料も含めた新たな上限額は、現行の104万円から106万円となる。引き上げは3年連続。
 高齢化に伴う医療費の膨張に対応するため、年収が高い加入者の負担を増やして、中所得層の保険料の伸びを抑制するのが狙い。 (C)時事通信社