三井住友銀行グループのSMBCコンサルティングが21日発表した2023年のヒット商品番付で、世界を驚かせた対話型人工知能(AI)「チャットGPT」に代表される「生成AI」が東の横綱に選ばれた。西の横綱は、経済活動が正常化する転機となった「新型コロナ5類移行」だった。
 横綱に続く「張出横綱」は、東に「2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」、西に「藤井聡太棋士 史上初八冠」と、グッズ販売などで大きな経済効果を生んだ出来事が入った。消費を冷え込ませた「物価上昇」が東の関脇、7月の新ルール適用で注目が高まった「電動キックボード」が西の小結と、3役入りした。
 同社は今年の結果について、「コロナ前の世界とも違う新時代の到来を予感させる一年だった」と振り返った。 (C)時事通信社