第一生命ホールディングス(HD)は12日、企業向け福利厚生サービスを手掛けるベネフィット・ワンに対するTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。会員数約950万人に上るベネフィット・ワンの顧客基盤を活用し、保険販売の拡大を目指す。
 第一生命HDは、11日まで実施したTOBでベネフィット・ワン株の37.41%を取得。今後、TOBに応じなかった少数株主から強制的に株式を買い取るとともに、ベネフィット・ワンの親会社パソナグループから保有分を譲り受け、完全子会社化する。ベネフィット・ワンは5月中に上場廃止となる見通し。 (C)時事通信社