【北京時事】中国でスパイ罪で起訴されたアステラス製薬の50代の日本人男性社員の初公判が、11月下旬に北京市第2中級人民法院(地裁)で開かれたことが9日、分かった。日中関係筋が明らかにした。
 中国では一般的に、国家の安全に関わる事案の裁判は非公開で実施される。男性の審理の内容も、詳細は明らかになっていない。
 男性は2023年3月、任期を終え日本に帰国する直前に拘束された。今年8月にスパイ罪で起訴されたが、具体的な嫌疑の内容は不明だ。 (C)時事通信社