医療・医薬・福祉

株式会社メディカルユアーズと住友商事株式会社が資本業務提携

株式会社メディカルユアーズ
自動調剤技術のリーディングカンパニーと日本を代表する大手総合商社のシナジー効果で薬局DXを強力に推進




日本初のロボット薬局を開発・導入し、日本の自動調剤技術をリードする株式会社メディカルユアーズ(以下、メディカルユアーズ)は、このほど住友商事株式会社(以下、住友商事)(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員CEO:上野 真吾)と資本業務提携を締結しました。
株式会社メディカルユアーズは日本にいち早くロボット薬局を導入することで、薬剤師を調剤という単純業務から解放し、調剤ミスゼロ、待ち時間ゼロを実現してきた自動調剤技術のリーディングカンパニーです。日本を代表する大手総合商社であり、ヘルスケアを含む幅広い事業分野で世界中に展開する住友商事とメディカルユアーズが資本業務提携をすることによって、両社のノウハウとリソースを結集し、薬局DXの推進など薬局業界に革新をもたらすことが期待できます。

資本業務提携の背景
メディカルユアーズはこれまで、薬局事業を行うメディカルユアーズ、調剤ロボット事業を行うメディカルユアーズロボティクス、コンサルティング事業を行うメディカルユアーズ総合研究所の3つの会社が連携しながら事業を展開してきました。また、3つの会社のいずれも創業者である渡部正之が代表取締役を務めてきました。しかし、薬局業務を取り巻く変化や調剤ロボットに関するニーズの急増などを受けて、従来の人事体制や組織運営のあり方を変える必要性を感じていました。そこで、多様なニーズに応え、さらなる組織の発展のために、このほどメディカルユアーズは住友商事と資本業務提携を締結しました。なお、持株比率については非公開です。


住友商事は関東を中心に約250店舗を展開するドラッグストアである株式会社トモズのほか、半世紀近い歴史を持つ老舗の保険調剤薬局である薬樹株式会社を傘下に持ち、関東方面におけるドラッグストアおよび保険調剤薬局事業に力を入れてきました。また、調剤併設型ドラッグストアトモズの一部店舗において調剤オペレーションの自動化の実証実験を行うなど、機械化による薬剤師業務の効率化にも積極的に取り組んでいます。


ロボット薬局の新たな展開を模索するメディカルユアーズとヘルスケア事業の全国展開および薬局業務の自動化を目指す住友商事の目指すところがひとつとなり、この度資本業務提携の運びとなりました。


これにあわせてメディカルユアーズの代表取締役社長には、住友商事の国内ヘルスケアユニットユニット長代理の吉田圭吾氏(薬剤師)が就任し、同じく取締役には住友商事国内ヘルスケアユニット主任の濱島亮輔氏が就任します。これまでメディカルユアーズの代表取締役社長を務めていた渡部正之はメディカルユアーズ ファウンダー兼最高顧問となり、今後はメディカルユアーズロボティクスの事業とコンサルティングを行うメディカルユアーズ総合研所の事業に専念することとなります。
資本業務提携によるメリット
1.関西圏の地域包括ケアシステムの構築
住友商事はすでに関東圏に多くのドラッグストア、保険調剤薬局を展開しています。今後、全国で地域包括ケアシステムを構築するにあたり、関西圏で展開するメディカルユアーズと提携することによって全国展開への足がかりとすることができます。

2.調剤自動化による薬局DXの推進
住友商事は、従来から調剤業務を自動化し薬局DXを推進することに取り組んで来ました。調剤ロボット技術における業界のリーディングカンパニーであるメディカルユアーズと提携することによって、メディカルユアーズの持つ自動調剤技術を活用し、調剤自動化による薬局DXを強力に推進できます。

3.ロボティクス事業の資金調達
メディカルユアーズは、大きく注目されているロボティクス事業を今後さらに展開していきます。その 際の資金調達に、住友商事との資本業務提携は大きな力となります。

4.グループ全体へのロボットの導入
すでに関東で多くの薬局を展開する住友商事のグループ薬局へ、メディカルユアーズロボティクスが販売、保守サービスを提供する自動入庫払出装置の最高傑作「リードル・ファシス」を導入することになれば、メディカルユアーズロボティクスの大きな飛躍につながることが期待できます。

5.薬局業界全体の調剤自動化に対する機運向上
現状では薬剤師は対物業務に忙殺されて、対人業務に時間を割くことができず、患者や国民に対して十分な医療サービスを提供することができていません。日本全体で調剤自動化が進めば、薬剤師の業務のうち約半分をロボットに置き換えることができます。そうすれば、薬剤師は医師の仕事の中の薬物治療に関わる多くの部分を分担(タスクシフト)できます。過労死するほど過酷な医師の働き方は劇的に改善され、医師はより高度な先進医療や急性期医療に専念できます。これにより、日本全体で医療の質が高まり、国民はより安全で質の高い医療サービスを受けられるようになります。


6.医療費削減効果
薬剤師によるタスクシフトが進めば、医師はより高度で先進的な医療に専念できます。タスクシフトによって医師の業務の約半分を薬剤師が分担できれば、医師16万人のマンパワーとそれにかかる医療費1兆8704億円をほぼ無料で手に入れることになります。つまり、調剤自動化の普及は少子高齢化によって増大する医療費の抑制につながり、ひいては国民の税負担を直接的にそして大幅に軽減することにつながります。これ以上の医療費削減策はほかにはないと考えています。


ロボットによるマンパワー創出と医療費削減

メディカルユアーズ ファウンダー兼最高顧問 渡部 正之よりコメント
今後10年で医療DXは一気に進むと予想されます。いや、進めなければなりません。世界で最も高齢化が進んでいる日本は、本来であれば最も労働生産性を高めなければならないはずです。しかし、実際には日本の薬局は先進国中最も生産性の低い国になってしまっています。日本の薬剤師の業界は数十年にわたり、薬を棚から取り出すハンドピッキングという価値の低い業務を既得権とすることで、業務効率を悪化させ、財政を圧迫してきました。このことは大いに反省しなければなりません。

調剤業務の規制が緩和された今こそ、薬剤師の既得権のあり方を抜本的に見直して、より価値の高い業務に挑戦しなければなりません。失われた30年の日本経済を取り戻すためにも責任を持って取り組むべきです。今それをやらなければ、今後日本の薬剤師が国民の信頼を取り戻す機会は永遠に失われるでしょう。私が発明したロボット薬局の特許(ゼロクリック特許)を用いれば、世界の調剤レベルに追いつくだけでなく、今後薬局業界にとって最大の脅威となるアマゾン薬局にも対抗することができます。

この発明を実現したことで、私は調剤自動化を自分の使命であると感じるようになりました。これまで既得権の反発に孤軍奮闘してまいりましたが、今後は住友商事という心強いパートナーを得て、日本の薬局DXを推進するという大義のために邁進したいと考えています。私は今後、メディカルユアーズロボティクスの事業に注力することになりますが、薬剤師としての残りの人生を日本の薬局の近代化に捧げたいと思っております。今後ともメディカルユアーズおよびメディカルユアーズロボティクス、メディカルユアーズ総合研究所をよろしくお願い申し上げます。


メディカルユアーズ ファウンダー兼最高顧問 渡部 正之

株式会社メディカルユアーズについて
【会社概要】
社名:株式会社メディカルユアーズ
本社所在地:兵庫県神戸市灘区備後町4丁目1-1ウェルブ六甲道3番街1番館301-8
代表取締役社長:吉田圭吾
事業内容: 保険調剤薬局の経営
設立: 2016年5月20日
HP: https://www.medicalyours.com/


問い合わせ先
資本業務提携などに関するお問い合わせは、こちらのメールアドレス宛にご連絡ください 。
お問い合わせ先:office@medicalyours.com


日本初のロボット薬局、最新型の自動入庫払出装置「リードル・ファシス」設置薬局の見学などは、メディカルユアーズロボティクスサイト内のお問い合わせフォームよりお申し込みください。
メディカルユアーズロボティクス:https://www.medicalyoursrobotics.com/contact.html
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