2024年度朝日がん大賞に中釜斉氏 日本対がん協会賞4個人1団体
公益財団法人日本対がん協会
「がん征圧月間」の9月、がん征圧全国大会(さいたま市)で表彰
公益財団法人日本対がん協会(会長=垣添忠生・国立がんセンター名誉総長)は9月の「がん征圧月間」に合わせ、2024年度の日本対がん協会賞と特別賞である朝日がん大賞の受賞者を決定しました。朝日がん大賞は、国立がん研究センター理事長の中釜斉氏(68)です。がん細胞の全ゲノム情報に基づく新たな治療薬の開発やがん予防への貢献が評価されました。日本対がん協会賞は4個人と1団体に贈られます。表彰式は9月13日、さいたま市で開かれる「がん征圧全国大会 埼玉大会」で行います。
中釜氏は1995年に国立がんセンター(現国立がん研究センター)研究所の発がん研究部室長に着任以来、環境中の発がん要因や遺伝子レベルでの要因を解明する研究に従事し、2016年から同センター理事長を務めています。日本でも遺伝情報をもとに個人に適した医療を提供する「がんゲノム医療」が進む中、がん・難病の全ゲノム解析(DNAが持つすべての遺伝情報の解析)に関する厚生科学審議会の専門委員会委員長、ゲノム解析等の事業実施組織設立へ向けた準備室長としても活躍しており、全ゲノム情報に基づく新たな治療薬の開発や疾病予防への展開など、日本のがん対策に貢献してきました。今後、ゲノムデータ基盤によるがん予防への展開が期待されます。
日本対がん協会賞の個人の部は、雨宮クリニック(横浜市)院長の雨宮清氏(79)▽鹿児島県民総合保健センター前理事長の池田琢哉氏(77)▽山梨県健康管理事業団理事の長田忠孝氏(79)▽香川県総合健診協会会長の久米川啓氏(70)が選ばれました。いずれも地域でのがん予防やがん検診の推進、がん治療、患者支援などの業績が評価されました。
団体の部は、滋賀県がん患者団体連絡協議会(菊井津多子会長)が選ばれました。滋賀県内の五つの患者団体で構成し、医療機関や職能団体、行政と連携してがん対策推進の原動力となっていることなどが評価されました。
日本対がん協会賞は、協会設立10周年の1968年、がん征圧運動の一層の高揚を図ることを目的に創設されました。がん予防をはじめ、広くがん征圧のための運動、事業、研究に顕著な功績のあった個人と団体、多年にわたって地道な活動を続けてきた個人と団体などが対象であり、2023年度までに261個人と132団体に贈られています。
朝日がん大賞は、日本対がん協会賞の特別賞として2001年に朝日新聞社の協力で創設されました。がんの予防や検診のあり方等の研究で、将来期待される成果を挙げた個人・団体や、画期的な検診機器の開発に関して功績を挙げた個人・団体、患者・治癒者を支える研究や活動などで顕著な貢献をした個人・団体に贈られます。2023年度までに25個人・団体が受賞しています。
両賞の表彰式は、がん征圧月間中の9月13日(金)、さいたま市大宮区で開催する「がん征圧全国大会 埼玉大会」の会場で行います。受賞者の皆様の今後さらなるご活躍を願っております。
◇
2024年度日本対がん協会賞選考委員会
委員長 垣添忠生・日本対がん協会会長▽副委員長 大内憲明・東北大学大学院医学系研究科特任教授・東北大学名誉教授▽委員(50音順) 梅田正行・日本対がん協会理事長、佐野武・がん研究会有明病院院長、津金昌一郎・国際医療福祉大学大学院医学研究科公衆衛生学専攻教授、松本吉郎・日本医師会会長、矢部丈彦・朝日新聞東京本社くらし報道部長
【この件に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本対がん協会
広報・がん教育グループ
電話:03-3541-4771
FAX:03-3541-4783
mail:jcskouhou@jcancer.jp
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「がん征圧月間」の9月、がん征圧全国大会(さいたま市)で表彰
公益財団法人日本対がん協会(会長=垣添忠生・国立がんセンター名誉総長)は9月の「がん征圧月間」に合わせ、2024年度の日本対がん協会賞と特別賞である朝日がん大賞の受賞者を決定しました。朝日がん大賞は、国立がん研究センター理事長の中釜斉氏(68)です。がん細胞の全ゲノム情報に基づく新たな治療薬の開発やがん予防への貢献が評価されました。日本対がん協会賞は4個人と1団体に贈られます。表彰式は9月13日、さいたま市で開かれる「がん征圧全国大会 埼玉大会」で行います。
中釜氏は1995年に国立がんセンター(現国立がん研究センター)研究所の発がん研究部室長に着任以来、環境中の発がん要因や遺伝子レベルでの要因を解明する研究に従事し、2016年から同センター理事長を務めています。日本でも遺伝情報をもとに個人に適した医療を提供する「がんゲノム医療」が進む中、がん・難病の全ゲノム解析(DNAが持つすべての遺伝情報の解析)に関する厚生科学審議会の専門委員会委員長、ゲノム解析等の事業実施組織設立へ向けた準備室長としても活躍しており、全ゲノム情報に基づく新たな治療薬の開発や疾病予防への展開など、日本のがん対策に貢献してきました。今後、ゲノムデータ基盤によるがん予防への展開が期待されます。
日本対がん協会賞の個人の部は、雨宮クリニック(横浜市)院長の雨宮清氏(79)▽鹿児島県民総合保健センター前理事長の池田琢哉氏(77)▽山梨県健康管理事業団理事の長田忠孝氏(79)▽香川県総合健診協会会長の久米川啓氏(70)が選ばれました。いずれも地域でのがん予防やがん検診の推進、がん治療、患者支援などの業績が評価されました。
団体の部は、滋賀県がん患者団体連絡協議会(菊井津多子会長)が選ばれました。滋賀県内の五つの患者団体で構成し、医療機関や職能団体、行政と連携してがん対策推進の原動力となっていることなどが評価されました。
日本対がん協会賞は、協会設立10周年の1968年、がん征圧運動の一層の高揚を図ることを目的に創設されました。がん予防をはじめ、広くがん征圧のための運動、事業、研究に顕著な功績のあった個人と団体、多年にわたって地道な活動を続けてきた個人と団体などが対象であり、2023年度までに261個人と132団体に贈られています。
朝日がん大賞は、日本対がん協会賞の特別賞として2001年に朝日新聞社の協力で創設されました。がんの予防や検診のあり方等の研究で、将来期待される成果を挙げた個人・団体や、画期的な検診機器の開発に関して功績を挙げた個人・団体、患者・治癒者を支える研究や活動などで顕著な貢献をした個人・団体に贈られます。2023年度までに25個人・団体が受賞しています。
両賞の表彰式は、がん征圧月間中の9月13日(金)、さいたま市大宮区で開催する「がん征圧全国大会 埼玉大会」の会場で行います。受賞者の皆様の今後さらなるご活躍を願っております。
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2024年度日本対がん協会賞選考委員会
委員長 垣添忠生・日本対がん協会会長▽副委員長 大内憲明・東北大学大学院医学系研究科特任教授・東北大学名誉教授▽委員(50音順) 梅田正行・日本対がん協会理事長、佐野武・がん研究会有明病院院長、津金昌一郎・国際医療福祉大学大学院医学研究科公衆衛生学専攻教授、松本吉郎・日本医師会会長、矢部丈彦・朝日新聞東京本社くらし報道部長
【この件に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本対がん協会
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FAX:03-3541-4783
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(2024/09/01 00:00)
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