Amadeus Codeの「音会」、高齢者の前頭葉機能改善を実証~認知症予防につながる世界初の音楽介入方法をアプリ化へ~
株式会社Amadeus Code
【概要】
株式会社Amadeus Code(本社:東京都港区、代表取締役:井上 純。以下、Amadeus Code)は、東京都立産業技術大学院大学認知症・神経心理学講座の佐藤正之(現:国立長寿医療研究センター)、および、一般財団法人 ヤマハ音楽振興会と共同で、認知症予防を目的としたプログラム「音会」による介入研究を実施しました。本研究では、音楽生成AIを活用し、テキストから音楽への変換プロセスを取り入れた音楽介入プログラムを週1回60分、6ヶ月間継続することで、高齢者の前頭葉機能が改善することを世界で初めて実証しました。このエビデンスに基づき、Amadeus Codeは東京都の協力(*)のもと、「音会」アプリを開発し、2025年1月より同アプリを用いた大規模な介入試験を実施する予定です。
この研究成果は、9月6日午前3時(日本時間)に米国科学誌「Brain and Behavior」に掲載されました。
図:音会の脳内機序図
* 「音会」は、公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する令和5年度「TOKYO戦略的イノベーション促進事業」の採択事業です。
【ポイント】
1.「音会」は、音楽生成AIを活用したテキストから音楽への変換プロセスを取り入れた音楽介入プログラムであり、認知症予防の新しい非薬物療法としての可能性が期待されている。
2.本研究において、「音会」が高齢者の前頭葉機能を改善する効果があることが実証された。
3.この成果に基づき開発される「音会」アプリを通じて、「世界中の誰もが簡単に取り組める」より効果的な認知症予防法が広まることが期待されている。
【研究の背景】
日本における高齢化の進行に伴い、2030年には認知症患者が65歳以上の人口の約7人に1人にあたる523万人に達すると予測されています。認知症の原因となる疾患の多くは現在のところ治療法が確立されておらず、発症後は患者の生活の質が著しく低下します。そのため、認知症の予防と進行の抑制は、個人が健康で充実した生活を営むために極めて重要です。また、日本が直面する超高齢社会では、介護人材の不足や医療・介護コストの増大も課題であり、認知症対策は優先的に取り組むべき社会的、経済的課題となっています。
こうした背景をふまえ、私たちは「音楽」という親しみやすい文化的活動に注目しました。特に、記憶や思考などの多くの認知機能を動員して行われる「作曲」に焦点を当てています。この作曲活動が、「記憶の再固定」や、ポジティブな思い出に関連した「成功の追体験」に繋がり、高齢者の認知機能を維持・強化する可能性があると考えています。
本研究では、これまで専門的な訓練が必要だった作曲を、生成AI技術を活用して「誰でも取り組める形」にすることで、認知症予防の一環として活用することを目指しました。また、自身が創り上げた音楽作品を介して他者との交流を促進し、社会的つながりを維持することで、コミュニケーション能力の維持・改善にも寄与することが期待されています。このように、音楽を通じた活動が認知症予防に有効であるかを検証する試みです。
「音会」のモニタリング調査の様子(動画)
https://youtu.be/U30e_ybpX0A
関連情報
認知機能に音楽が与える効果を検証する共同研究を、株式会社Amadeus Codeと東京都立産業技術大学院大学が開始(2022年4月11日プレスリリース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000096805.html
「音会」公式Webサイト
https://www.otokai.jp/
【論文情報】
タイトル: Transforming text to music using artificial intelligence improves the frontal lobe function of normal older adults
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/brb3.70007
DOI: 10.1002/brb3.70007
著者: Masayuki Satoh
共著者: Jun Inoue, Jun-ichi Ogawa, Ken-ichi Tabei, Chiaki Kamikawa, Makiko Abe, Ayaka Yoshizawa, Gyo Kitagawa, Yosinori Ota
掲載誌: Brain and Behavior
【Amadeus Codeについて】
Amadeus Codeは、「誰もが輝ける世界の実現を音楽で加速する」ことを目指し、音楽を通じて豊かなライフスタイルを創造するスタートアップ企業です。私たちは、音楽の持つ力で個々人の生活を豊かにし、社会全体のWell-beingに貢献するアプリの開発に取り組んでいます。衣・食・住に音楽を加えることで、より充実したプラチナ社会の実現を目指しています。
【会社概要】
会社名:株式会社Amadeus Code
コーポレートサイト: https://amadeuscode.com/
所在地:〒107-0061 東京都港区北青山2-14-4-5F
事業内容:メンバーシップ事業、音楽IPマネジメント事業
代表者名:井上 純
<<本件に関するお問い合わせ>>
事業提携についてはこちら
新規事業開発室 担当:吉澤
contact@amadeuscode.com
取材・プレス関連はこちら
PR室
press@amadeuscode.com
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
【概要】
株式会社Amadeus Code(本社:東京都港区、代表取締役:井上 純。以下、Amadeus Code)は、東京都立産業技術大学院大学認知症・神経心理学講座の佐藤正之(現:国立長寿医療研究センター)、および、一般財団法人 ヤマハ音楽振興会と共同で、認知症予防を目的としたプログラム「音会」による介入研究を実施しました。本研究では、音楽生成AIを活用し、テキストから音楽への変換プロセスを取り入れた音楽介入プログラムを週1回60分、6ヶ月間継続することで、高齢者の前頭葉機能が改善することを世界で初めて実証しました。このエビデンスに基づき、Amadeus Codeは東京都の協力(*)のもと、「音会」アプリを開発し、2025年1月より同アプリを用いた大規模な介入試験を実施する予定です。
この研究成果は、9月6日午前3時(日本時間)に米国科学誌「Brain and Behavior」に掲載されました。
図:音会の脳内機序図
* 「音会」は、公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する令和5年度「TOKYO戦略的イノベーション促進事業」の採択事業です。
【ポイント】
1.「音会」は、音楽生成AIを活用したテキストから音楽への変換プロセスを取り入れた音楽介入プログラムであり、認知症予防の新しい非薬物療法としての可能性が期待されている。
2.本研究において、「音会」が高齢者の前頭葉機能を改善する効果があることが実証された。
3.この成果に基づき開発される「音会」アプリを通じて、「世界中の誰もが簡単に取り組める」より効果的な認知症予防法が広まることが期待されている。
【研究の背景】
日本における高齢化の進行に伴い、2030年には認知症患者が65歳以上の人口の約7人に1人にあたる523万人に達すると予測されています。認知症の原因となる疾患の多くは現在のところ治療法が確立されておらず、発症後は患者の生活の質が著しく低下します。そのため、認知症の予防と進行の抑制は、個人が健康で充実した生活を営むために極めて重要です。また、日本が直面する超高齢社会では、介護人材の不足や医療・介護コストの増大も課題であり、認知症対策は優先的に取り組むべき社会的、経済的課題となっています。
こうした背景をふまえ、私たちは「音楽」という親しみやすい文化的活動に注目しました。特に、記憶や思考などの多くの認知機能を動員して行われる「作曲」に焦点を当てています。この作曲活動が、「記憶の再固定」や、ポジティブな思い出に関連した「成功の追体験」に繋がり、高齢者の認知機能を維持・強化する可能性があると考えています。
本研究では、これまで専門的な訓練が必要だった作曲を、生成AI技術を活用して「誰でも取り組める形」にすることで、認知症予防の一環として活用することを目指しました。また、自身が創り上げた音楽作品を介して他者との交流を促進し、社会的つながりを維持することで、コミュニケーション能力の維持・改善にも寄与することが期待されています。このように、音楽を通じた活動が認知症予防に有効であるかを検証する試みです。
「音会」のモニタリング調査の様子(動画)
https://youtu.be/U30e_ybpX0A
関連情報
認知機能に音楽が与える効果を検証する共同研究を、株式会社Amadeus Codeと東京都立産業技術大学院大学が開始(2022年4月11日プレスリリース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000096805.html
「音会」公式Webサイト
https://www.otokai.jp/
【論文情報】
タイトル: Transforming text to music using artificial intelligence improves the frontal lobe function of normal older adults
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/brb3.70007
DOI: 10.1002/brb3.70007
著者: Masayuki Satoh
共著者: Jun Inoue, Jun-ichi Ogawa, Ken-ichi Tabei, Chiaki Kamikawa, Makiko Abe, Ayaka Yoshizawa, Gyo Kitagawa, Yosinori Ota
掲載誌: Brain and Behavior
【Amadeus Codeについて】
Amadeus Codeは、「誰もが輝ける世界の実現を音楽で加速する」ことを目指し、音楽を通じて豊かなライフスタイルを創造するスタートアップ企業です。私たちは、音楽の持つ力で個々人の生活を豊かにし、社会全体のWell-beingに貢献するアプリの開発に取り組んでいます。衣・食・住に音楽を加えることで、より充実したプラチナ社会の実現を目指しています。
【会社概要】
会社名:株式会社Amadeus Code
コーポレートサイト: https://amadeuscode.com/
所在地:〒107-0061 東京都港区北青山2-14-4-5F
事業内容:メンバーシップ事業、音楽IPマネジメント事業
代表者名:井上 純
<<本件に関するお問い合わせ>>
事業提携についてはこちら
新規事業開発室 担当:吉澤
contact@amadeuscode.com
取材・プレス関連はこちら
PR室
press@amadeuscode.com
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
(2024/09/13 11:00)
- データ提供
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES ()までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。