愛知県豊橋市で「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーターの高橋みなみさんが肝炎ウイルス検査の受診を呼びかけ

豊橋市

厚生労働省の「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーターを務めるタレントの高橋みなみさんが２０２４年９月３日（火）、愛知県豊橋市内で開かれた「令和６年度第75回全国労働衛生週間」説明会（豊橋労働基準協会主催）に出席し、会場の人たちに肝炎ウイルス検査の受診を呼びかけました。

　「知って、肝炎プロジェクト」は、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、国民が肝炎への正しい知識を持ち、早期発見、早期治療に向けた行動をするよう促すため、官民連携の肝炎対策が展開されています。
　豊橋市は令和６年度に肝炎の積極的広報地域に選定されており、この日、高橋さんと豊橋市保健所保健医療企画課の庄紀江医師によるトークセッションが行われました。

　会場となったライフポートとよはしには、企業の安全衛生管理者ら１９７人が集まりました。肝炎について知っているかどうか、高橋さんが聞くと、会場は「〇」「×」で回答、知らない人が多く、庄医師が肝炎の原因には、ウイルス性、アルコール性、食べ過ぎによる脂肪肝などがあり、症状を含めどのような病気か説明しました。
　肝炎は血液検査で分かることを高橋さんが紹介。「通常の健康診断の血液検査では肝炎ウイルス検査は含まれていないことが多いので、オプションで受ける必要があります」と話しました。

　感染が分かった場合の治療方法について、庄医師は「飲み薬があり、仕事を続けながら治療ができます。医療費の助成もあります」と話し、高橋さんは「早期発見、早期治療の第一歩となる検査を受けていただきたいです」と訴えました。

　肝炎ウイルス検査の必要性を啓発する動画も流され、高橋さんは「食べ過ぎ、飲み過ぎだけでなく、生活習慣にも気をつけてください。職場の従業員の皆さんにも伝えてください」と企業全体で肝炎対策に取り組むことを呼びかけました。

　庄医師は「豊橋市保健所では無料の肝炎ウイルス検査を実施しています、詳しくはホームページをご覧ください」と検査の受診を促しました。

　令和６年度第75回全国労働衛生週間は10月１日～７日、「推してます　みんな笑顔の健康職場」をスローガンに実施されます。この日の説明会では、「今日からできる！治療と仕事の両立支援」をテーマにした講演があり、豊橋鉄道（豊橋市）の担当者が自社で行っている両立支援の取り組み、豊橋市民病院の担当者が病院の立場から考える両立支援について伝えました。