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野口英世アフリカ賞受賞者のカライシャ・アブドゥル・カリム氏がグローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)の理事に就任

GHIT Fund
GHIT初のアフリカ出身の理事




公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(以下、GHIT Fund)は、カライシャ・アブドゥル・カリム氏が、2024年9月9日の評議委員総会にて選任されGHIT Fundの理事に就任したことをお知らせいたします。著名な感染症疫学者であるアブドゥル・カリム氏は、2022年の第4回野口英世アフリカ賞(医学研究分野)を受賞しており、GHIT Fund初のアフリカ出身の理事となりました。

アブドゥル・カリム氏は、HIV/エイズ専門の研究機関であるCentre for the AIDS Programme of Research in South Africa (CAPRISA) の共同創設者兼アソシエイト・サイエンティフィック・ディレクターであり、米国コロンビア大学で臨床疫学、南アフリカのクワズル・ナタール大学で公衆衛生の教授を務めています。南アフリカにおけるHIV、特に思春期の少女たちのHIVに関する画期的な研究と、数多くのグローバルヘルス分野の取り組みでリーダーシップを発揮しています。これまでに330を超える査読付き論文を執筆し、HIV予防研究における重要なマイルストーンである抗レトロウイルス薬膣用ジェルの、CAPRISA 004試験において極めて重要な役割を果たし、サイエンス誌により2010年の科学的進展トップ10に選出されました。

GHIT Fund 会長・代表理事の中谷 比呂樹は、「アブドゥル・カリム氏の卓越した業績と公衆衛生の課題への献身的な取り組みは、35年前、治療が絶望視されていたHIV/AIDSからアフリカの女性を救いたいという情熱から始まりました。その熱意を当基金が対象とする病気に向けて頂くことは頼もしく、理事会の一員として、顧みられない感染症に対する製品開発を加速させ、投資インパクトを推進する上で、大きな貢献をしていただけるものと期待しています。」と述べています。

アブドゥル・カリム氏の就任は、研究開発への投資とグローバルなパートナーシップの促進を通じて顧みられない感染症に立ち向かうという使命の実現のために、多様で包括的なリーダーシップを育成し続けるGHIT Fundにとって重要な節目となります。


カライシャ・アブドゥル・カリム氏 略歴
HIV/エイズ専門の研究機関であるCentre for the AIDS Programme of Research in South Africa (CAPRISA) の共同創設者兼アソシエイト・サイエンティフィック・ディレクター。また米国コロンビア大学臨床疫学教授、南アフリカのクワズル・ナタール大学公衆衛生教授。過去30年間、南アフリカにおけるHIV流行の進展の理解、思春期の少女や若い女性におけるHIV感染に影響を及ぼす要因の解明、HIV感染予防のための画期的な研究、プログラムの実施などに貢献。

詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.ghitfund.org/leadership/boardofdirectors/jp

第4回野口英世アフリカ賞(医学研究について)
https://www.cao.go.jp/noguchisho/award/04/prize/medicalresearch_press.html


【グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)について】
公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は、日本政府(外務省、厚生労働省)、製薬企業などの民間企業、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、ウェルカム、国連開発計画が参画する国際的な官民ファンドです。世界の最貧困層の健康を脅かすマラリア、結核、顧みられない熱帯病(NTDs)などの感染症と闘うための新薬開発への投資、ならびにポートフォリオ・マネジメントを行っています。治療薬、ワクチン、診断薬を開発するために、GHIT Fundは日本の製薬企業、大学、研究機関の製品開発への参画と、海外の機関との連携を促進しています。詳しくは、https://www.ghitfund.org/jpをご覧ください。





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