男性の健康課題による損失額は1人352万円!Flora株式会社が「男性の健康課題と仕事に関する調査」を実施
Flora株式会社
BtoBヘルスケアサービス『Wellflow』の男性版を提供開始
Flora株式会社は、サーベイ事業を通じて収集した2万人以上の男性データを分析し、法人向けヘルスケアサービス「Wellflow - 男性版」を開発しました。本日、国際男性デーを記念して正式に提供を開始いたします。
「Wellflow」は60社以上の企業に導入され、女性と男性特有の悩みと、それらと密接に関わる他の健康課題に対応しています。近年では、男性更年期や不妊に対する支援のニーズが高まっていることから、今後は男性の健康管理支援にも注力してまいります。
女性と同様、男性の健康課題による労働生産性損失額も大きい
経済産業省の推計では、男性の健康課題による経済的損失は年間約1.26兆円*にのぼるとされています。近年男性の健康課題に関する調査が増加しており、その社会的影響の大きさを示すデータが注目されています。当社では、これまで蓄積してきたデータをさらに深く分析し、男性の健康課題に関する具体的な実態を明らかにしました。
今回は、多くの男性が当事者となり得るQOL(生活の質)に関わる健康課題として、男性不妊、育児に伴うメンタル不調やうつ、そして男性更年期について焦点を当ててご紹介いたします。
*)経済産業省 経済産業省における女性の健康支援について, 2024年3月
1.最も支障があるのは男性更年期
Wellflowの導入企業(60社以上)で男性の健康課題に関する調査を行ってきましたが、殆どの会社にて更年期による支障が一番大きいとの結果が出ています。
下の図のように、男性更年期の影響でパフォーマンスが3割前後低下していることが伺えます。
各男性の健康課題による仕事への影響
金額にすると、1人あたりの推計年間労働生産性損失額は、平均的に男性不妊30万円、育児によるメンタル不調や鬱が41万円、更年期症状が281万円です。
女性管理職が男性に比べて少ないことは前提ながら、同調査の女性の平均的な損失額は217万円だったため、女性だけではなく男性も支援をしていくことが必要です。
男性における一人あたりの年間労働性損失額
ちなみに、女性の不妊については一人あたり34万円の労働損失であり、やはり女性の方が負担が大きく、一般論と合致する結果でした。
2.男性の性別健康課題リテラシーは低い
男性の健康リテラシーは、全ての導入企業において女性を下回っていました。
例えば、同程度の更年期に関するリテラシーについて「適切に情報収集できているか」「適切な行動は取れているか」「医療従事者に相談できているか」の3点について、それぞれ4点満点で回答してもらったところ、女性の平均点が情報収集2.98点、行動2.70点、医療2.66点に対し、男性は2.10点、1.70点、1.15点と、全てにおいて大きく差が開きました。
更年期に関するリテラシーについての調査結果
男性更年期やその他の健康課題について研究が進んでいないことは勿論ですが、女性と比較しても「自身に必要な行動を自分で取る」という認識がまだまだ浸透していません。
とはいえ、特に更年期においては女性と同等の支障が発生している可能性が考えられるため、女性の健康リテラシー以上に支援が必要です。
3.男性は管理職としてのリテラシーも低い
全ての導入企業において、管理職についてリテラシーに関する自己評価と他己評価を行いました。
まず「健康課題への理解」「健康に困る部下をサポートする認識」「現場での適切なサポート力」「相談しやすい雰囲気作り」「自社のアセット把握度」「自社のアセットの利用促進力」の6つの観点について、24点満点(4点×6問)で自己評価をしてもらったところ、男女ともにリテラシースコアに差は殆どありませんでした。
管理職としてのリテラシーに対する自己評価
一方で、他己評価には差が出る結果となりました。
全ての導入企業で、男性の方が「【同性の】上司へ相談しやすい」と感じる人が女性よりも少なく、また相談した際の「【同性の】上司の対応に対する評価」も男性の方が女性よりも低いのが実態です。同性のため、異性の上司の場合よりも抵抗感が少なくなると考えられるものの、男性も男性上司へ相談しづらいと思う人が女性同士に比べて多くなりました。
管理職としてのリテラシーに対する他己評価
背景として、女性は健康課題に関する認知度や自覚が高く、当事者としてのリテラシーも備えている方が多いことが挙げられます。そのため、部下に対しても、対策や仕事との両立方法を具体的に伝えることができる方が多くいます。一方、男性は当事者としての自覚が低かったり、症状への理解が十分でないことが多く、部下への適切な対応が難しい場合があると考えられます。
男性上司については、自己評価が高い一方で、部下からの評価との間に大きなギャップが見られることから、男性の健康意識に何らかの課題があることがうかがえます。この点については、今後さらに注目し、取り組んでいく必要があるでしょう。
Wellflowで男性の健康課題にもアプローチ
Wellflowでは、上に記載したような男性の健康課題を解決することができます。
1.症状の自覚
症状の自覚を手助けします。
毎日の症状や気分を入力してその日の状態を可視化する機能や、症状のセルフチェック機能が搭載されています。更年期症状やストレスなど、自覚していなかった症状に気が付けることもありますので、まずは自分で確認してみましょう。
2.他人に相談しづらいことの相談
「体調が悪いけど、上司や同期、家族には相談しづらい」「病院に行くほどではないけど、誰かに体調について相談したい」そんな時は、専門家監修の高性能AIチャットに相談しててください。パーソナライズされたアドバイスをもらうことができます。
3.詳細
その他、無料で男性更年期や不妊について相談できるオンラインクリニックや、近くの病院を検索する機能、セルフケアのためのグッズ購入や健康に関する専門的な記事を読むことができます。
Wellflowの男性版モード機能詳細
4.サーベイ・研修コンテンツ
本調査のような男性従業員・組織の課題を個社毎に可視化・他社比較するサーベイや、泌尿器科医による研修コンテンツも提供を開始します。
終わりに
女性と同様に、男性の健康に対しても理解を深め、適切な対策を講じることが重要です。 Flora株式会社は、引き続きみなさまのWell-being/健康経営推進を加速するプロダクトを開発してまいります。Wellflowを通じて、異なる属性の人々がお互いの問題を理解し、支え合うことによって組織の活性化を、また属性に囚われず、誰もが働きやすい環境をつくることによって、業績や企業価値の向上を実現して参ります。
Wellflowについてはこちらから:
https://main.flora-tech.jp/ja/wellflow
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BtoBヘルスケアサービス『Wellflow』の男性版を提供開始
Flora株式会社は、サーベイ事業を通じて収集した2万人以上の男性データを分析し、法人向けヘルスケアサービス「Wellflow - 男性版」を開発しました。本日、国際男性デーを記念して正式に提供を開始いたします。
「Wellflow」は60社以上の企業に導入され、女性と男性特有の悩みと、それらと密接に関わる他の健康課題に対応しています。近年では、男性更年期や不妊に対する支援のニーズが高まっていることから、今後は男性の健康管理支援にも注力してまいります。
女性と同様、男性の健康課題による労働生産性損失額も大きい
経済産業省の推計では、男性の健康課題による経済的損失は年間約1.26兆円*にのぼるとされています。近年男性の健康課題に関する調査が増加しており、その社会的影響の大きさを示すデータが注目されています。当社では、これまで蓄積してきたデータをさらに深く分析し、男性の健康課題に関する具体的な実態を明らかにしました。
今回は、多くの男性が当事者となり得るQOL(生活の質)に関わる健康課題として、男性不妊、育児に伴うメンタル不調やうつ、そして男性更年期について焦点を当ててご紹介いたします。
*)経済産業省 経済産業省における女性の健康支援について, 2024年3月
1.最も支障があるのは男性更年期
Wellflowの導入企業(60社以上)で男性の健康課題に関する調査を行ってきましたが、殆どの会社にて更年期による支障が一番大きいとの結果が出ています。
下の図のように、男性更年期の影響でパフォーマンスが3割前後低下していることが伺えます。
各男性の健康課題による仕事への影響
金額にすると、1人あたりの推計年間労働生産性損失額は、平均的に男性不妊30万円、育児によるメンタル不調や鬱が41万円、更年期症状が281万円です。
女性管理職が男性に比べて少ないことは前提ながら、同調査の女性の平均的な損失額は217万円だったため、女性だけではなく男性も支援をしていくことが必要です。
男性における一人あたりの年間労働性損失額
ちなみに、女性の不妊については一人あたり34万円の労働損失であり、やはり女性の方が負担が大きく、一般論と合致する結果でした。
2.男性の性別健康課題リテラシーは低い
男性の健康リテラシーは、全ての導入企業において女性を下回っていました。
例えば、同程度の更年期に関するリテラシーについて「適切に情報収集できているか」「適切な行動は取れているか」「医療従事者に相談できているか」の3点について、それぞれ4点満点で回答してもらったところ、女性の平均点が情報収集2.98点、行動2.70点、医療2.66点に対し、男性は2.10点、1.70点、1.15点と、全てにおいて大きく差が開きました。
更年期に関するリテラシーについての調査結果
男性更年期やその他の健康課題について研究が進んでいないことは勿論ですが、女性と比較しても「自身に必要な行動を自分で取る」という認識がまだまだ浸透していません。
とはいえ、特に更年期においては女性と同等の支障が発生している可能性が考えられるため、女性の健康リテラシー以上に支援が必要です。
3.男性は管理職としてのリテラシーも低い
全ての導入企業において、管理職についてリテラシーに関する自己評価と他己評価を行いました。
まず「健康課題への理解」「健康に困る部下をサポートする認識」「現場での適切なサポート力」「相談しやすい雰囲気作り」「自社のアセット把握度」「自社のアセットの利用促進力」の6つの観点について、24点満点(4点×6問)で自己評価をしてもらったところ、男女ともにリテラシースコアに差は殆どありませんでした。
管理職としてのリテラシーに対する自己評価
一方で、他己評価には差が出る結果となりました。
全ての導入企業で、男性の方が「【同性の】上司へ相談しやすい」と感じる人が女性よりも少なく、また相談した際の「【同性の】上司の対応に対する評価」も男性の方が女性よりも低いのが実態です。同性のため、異性の上司の場合よりも抵抗感が少なくなると考えられるものの、男性も男性上司へ相談しづらいと思う人が女性同士に比べて多くなりました。
管理職としてのリテラシーに対する他己評価
背景として、女性は健康課題に関する認知度や自覚が高く、当事者としてのリテラシーも備えている方が多いことが挙げられます。そのため、部下に対しても、対策や仕事との両立方法を具体的に伝えることができる方が多くいます。一方、男性は当事者としての自覚が低かったり、症状への理解が十分でないことが多く、部下への適切な対応が難しい場合があると考えられます。
男性上司については、自己評価が高い一方で、部下からの評価との間に大きなギャップが見られることから、男性の健康意識に何らかの課題があることがうかがえます。この点については、今後さらに注目し、取り組んでいく必要があるでしょう。
Wellflowで男性の健康課題にもアプローチ
Wellflowでは、上に記載したような男性の健康課題を解決することができます。
1.症状の自覚
症状の自覚を手助けします。
毎日の症状や気分を入力してその日の状態を可視化する機能や、症状のセルフチェック機能が搭載されています。更年期症状やストレスなど、自覚していなかった症状に気が付けることもありますので、まずは自分で確認してみましょう。
2.他人に相談しづらいことの相談
「体調が悪いけど、上司や同期、家族には相談しづらい」「病院に行くほどではないけど、誰かに体調について相談したい」そんな時は、専門家監修の高性能AIチャットに相談しててください。パーソナライズされたアドバイスをもらうことができます。
3.詳細
その他、無料で男性更年期や不妊について相談できるオンラインクリニックや、近くの病院を検索する機能、セルフケアのためのグッズ購入や健康に関する専門的な記事を読むことができます。
Wellflowの男性版モード機能詳細
4.サーベイ・研修コンテンツ
本調査のような男性従業員・組織の課題を個社毎に可視化・他社比較するサーベイや、泌尿器科医による研修コンテンツも提供を開始します。
終わりに
女性と同様に、男性の健康に対しても理解を深め、適切な対策を講じることが重要です。 Flora株式会社は、引き続きみなさまのWell-being/健康経営推進を加速するプロダクトを開発してまいります。Wellflowを通じて、異なる属性の人々がお互いの問題を理解し、支え合うことによって組織の活性化を、また属性に囚われず、誰もが働きやすい環境をつくることによって、業績や企業価値の向上を実現して参ります。
Wellflowについてはこちらから:
https://main.flora-tech.jp/ja/wellflow
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(2024/11/19 20:11)
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