その他 医療・医薬・福祉

ALS啓発 音楽フェスにてテクノロジーとの共生、身体拡張の未来を表現

一般社団法人WITH ALS
「MOVE FES. 2024」開催レポート




一般社団法人WITH ALSは、ALS啓発を目的とした音楽フェス「MOVE FES. 2024」を11月24日(日)に開催いたしました。

WEBサイト:https://withals.com/post/?id=529

2016年にスタートした「MOVE FES.」は、ALS当事者でありながらクリエイター・アーティストとして活動を続けるWITH ALS代表の武藤将胤が、企画・演出を務めるALSの啓発音楽フェスです。今年は『WE CAN EXPAND. 僕らは拡張できる。』をテーマに開催し、来場合計約823名、配信・メタバースを含めて合計約1,300名の方々にご参加いただきました。ステージでは、MOVE FES.の趣旨に賛同したアーティストによるライブステージに加え、EYE VDJ MASA(武藤将胤)のパフォーマンス、ボーダレスなアーティストとのコラボステージ、ALS支援の最前線について対談するALSトークショーを行いました。





公開実験、脳波でロボットアームを操作!
脳波研究者で、東京大学大学院特任研究員WITH ALS脳科学技術アドバイザーの荻野幹人氏からは、直近の脳波研究の成果をプレゼン。脳波を使ったコマンド操作のスピードが上がったことや、脳波を使ってドローン操作をテスト操縦した実験など、技術の進歩を報告しました。これまでは技術研究段階だったものを、2025年からはALS患者を対象に広範囲実験を開始することを発表し、今後一般化していきたい意向を話しました。