こちら診察室
連載趣旨と筆者略歴
▼連載の趣旨
白内障の手術件数は多く、さまざまな施設で行われていますが、施設によって非常に大きな差があるのが現状です。手術後に眼鏡を使わずに生活できるようなチャンスがあるのに、医師の裁量だけで「これまでの生活ができればいいだろう」と決められてしまうべきではありません。手術の主導権は皆さんにあり、術後の生活をより便利にするにはどういう見え方がよいのかを基準に選択肢が提示されることが重要です。
この連載により、多くの方がより良い手術を受けられるよう願っています。
▼略歴
渡邊敬三(わたなべ・けいぞう) 近畿大学医学部を卒業後、同眼科学教室に入局し、大阪府和泉市の府中病院(現府中アイセンター)に勤務。オーストラリア・シドニーでの研究留学などを経て、帰国後は同大学病院眼科で医学部講師として、白内障外来および角膜・ドライアイ外来を担当する。2016年に大阪府熊取町の南大阪アイクリニック院長に就き、多数の白内障手術を手掛けている。
診療の傍ら、オウンドメディア「白内障LAB」やYOUTUBEチャンネルで白内障や白内障手術の情報を発信している。