こちら診察室
連載趣旨
▼連載趣旨
東京外科クリニック院長の山髙篤行です。患者さんに安全で快適な治療をご提供できるよう、傷の小さい腹腔鏡手術の研さんを積んできました。
当院の累積症例数は4000例を超え、グループの治療成績は2020年に科学論文として日本臨床外科学会の機関誌に掲載され、優秀論文賞を受賞しました。
AIやロボットの力を借りる時代ではありますが、手術中のリアルタイムの判断だけは医師が自らの経験と倫理観をもって行わなければいけません。このコラムが、患者さんに安心して日帰り手術を受けていただける環境を実現する一助となれば幸いです。
▼略歴
山高篤行(やまたか・あつゆき) 85年順天堂大学医学部卒。同学外科研修医として勤務後、小児外科学講座に入局。リバプール大学附属 Alder Hey 小児病院、ロンドン大学附属 Great Ormond 小児病院、Princess Alexandra 病院、Royal Brisbane 小児病院、オタゴ大学附属 Wellington 病院に勤務。帰国後、順天堂大学小児外科学講座で助手、講師、助教授を歴任。06年同大学小児外科学講座主任教授に就任。16年東京外科クリニックに勤務し、全国初となる1歳男児の停留精巣手術成功。24年同院長に正式就任。