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スマートスキャンと島根県立中央病院「スマート脳ドック」検査データを活用した共同研究を開始

株式会社ユカリア
 株式会社ユカリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三沢 英生)の完全子会社であるスマートスキャン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:古川 淳)は、島根県立中央病院(所在地:島根県出雲市、病院長:小阪 真二)との共同研究を、2025年3月より開始します。スマートスキャンが保有する脳ドック検査結果データから脳卒中・認知症の危険因子を分析し、予防法の確立や発症予測AIの構築を目指します。



■研究の背景
 2025年、日本は団塊世代のすべてが75歳以上となる超高齢社会を迎え、認知症の患者数が世界で最も多い国となっています(※)。これまで、脳卒中や認知症の予防に関しては、教育歴、喫煙、運動習慣、高血圧、糖尿病、肥満、食事などが影響することが報告されていますが、我が国において質の高いエビデンスは得られておりません。
 一方で、日本は脳ドックが発展している世界で唯一の国であり、脳卒中や認知症を発症前から発症後まで大規模かつ長期的に追跡調査できる環境が整っています。しかし、これまで脳ドックの結果をもとにした脳卒中や認知症の危険因子や予防に関する大規模な研究は行われておらず、それらのデータの解析により予防法の確立などが期待されています。
※出典 OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development:経済協力開発機構)「Care Needed Improving the Lives of People with Dementia」
■研究の内容
 本研究は、スマートスキャンが運営する脳ドックサービス「スマート脳ドック」受診者のうち、メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック(所在地:東京都中央区、院長:知久 正明)にて検査を行った約8万人の問診票データおよび検査結果データを、島根県立中央病院が分析、さらに受診者へのアンケート形式による追跡調査を実施することで、脳卒中や認知症の危険因子や予防法の特定を目指しています。
■ スマート脳ドックについて
 「スマート脳ドック」は、医療機関にて MRI や CT の非稼働時間を活用することで、全国の消費者がリーズナブルかつ短時間で受診可能となるシェアリングエコノミー事業「スマートドック」の主要サービスです。脳動脈瘤や脳梗塞、脳腫瘍などの自覚症状のない脳の異常を早期に発見できる頭部MRIおよび頭部・頸部MRAの検査がWEBでの予約と問診票の事前登録、受診結果をパソコンやスマートフォンで確認できるため、医療施設の滞在時間を短縮し、受付からお帰りまで30分で完了します。撮影されたデータは、放射線科診断専門医と脳神経外科専門医によるダブルチェックを行っています。万が一異常が確認された場合も、結果に応じて専門の医療機関をご紹介いたします。 
 スピーディーな検査と継続しやすい価格で、2025年1月現在で累計15.1万件の検査を実施しています。

「スマートドック」サービスサイト https://smartdock.jp/

※2月14日配信の当社プレスリリースで既報の通り、スマートスキャン株式会社は当社に吸収合併予定です。
■ユカリアのヘルスケアDX構想
 超高齢社会を迎えた日本には、社会保障費の増大という社会課題があります。この社会課題を解決していくため、ユカリアは「ヘルスケアの産業化」というビジョン、「変革を通じて医療・介護のあるべき姿を実現する」というミッションを掲げています。この「あるべき姿」とは、病院・介護施設の経営安定化、医療・介護従事者のウェルビーイングの実現、患者・要介護者に対するサービスの向上という「三方良し」が達成されていて、人々のQOLの持続的な改善が行われている状態です。

ユカリアのヘルスケアDX構想

 ユカリアのヘルスケアDX構想はITやデジタルテクノロジーにより「三方良し」の実現を目指すもので、その中心にはユカリアが独自に開発を進めているAIエージェントがあります。そしてヘルスケアに携わる方々、そして消費者は、AIエージェントのサポートを受けながら共通のIDによりシームレスに様々なサービスの提供を受けることが可能となります。
 ユカリアはすでに「スマートスキャン」「ユカリアタッチ ウィズ」などさまざまなサービスの提供を行っていますが、ヘルスケア領域のあらゆる課題に対応できるよう、病院経営サポートを通じて蓄積してきた豊富な知見や、独自に保有する電子カルテ由来の医療データなどを活用し、また多様なステークホルダーと連携することで様々なサービスの開発を進めてまいります。
 
【株式会社ユカリア】
ユカリアは、ビジョン「ヘルスケアの産業化」・ミッション「変革を通じて医療・介護のあるべき姿を実現する」のもと、医療・介護の現場の皆さまと共に、5つの変革テーマ「1.医経分離2.病院運営の最適化3.患者起点の VBHC の追求4.地域包括モデル5.現場に適した DX 化」を推進するため、経営支援・運営支援、デジタルテクノロジーを中心とするソリューションの提供を行っています。
 所在地   : 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング 19階 
 主な事業内容: 医療経営総合支援事業、シニア関連事業、高度管理医療機器事業
 ホームページ: https://eucalia.jp/
【島根県立中央病院】
 所在地   : 島根県出雲市姫原4丁目1-1
 病床数   : 568床(一般522床、精神40床、感染症6床)
 診療科目  : リハビリテーション科、放射線科、放射線治療科、内視鏡科、検査診断科、病理組織診断科、肝臓内科、精神神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、リウマチ・アレルギー科、血液腫瘍科、内分泌代謝科、外科、消化器外科、乳腺科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、泌尿器科、腎臓科、形成外科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、救命救急科、麻酔科、手術科、集中治療科、小児科、産婦人科、総合診療科、感染症科、臨床腫瘍科、緩和ケア科、地域総合医育成科
 ホームページ: https://www.spch.izumo.shimane.jp/
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