徳吉薬局、ケニア・ナイロビにクリニックと薬局を開設
有限会社徳吉薬局
ケニアの首都ナイロビにクリニックと薬局の実店舗を開設。オンライン診療を軸とした医療サービスで新たな挑戦
有限会社徳吉薬局(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役:徳吉 淳一)は、2025年4月1日(現地時間)、ケニア共和国の首都ナイロビにおいてクリニックと薬局を併設した実店舗(Kings and Queens Medics)を開設し、併せてオンラインを活用した医療サービスの提供を開始しました。本事業は、徳吉薬局が日本の地方都市で培った医薬品供給のノウハウを活かし、国境を越えた新たな挑戦としてスタートしたものです。
ケニア進出の理由
アフリカは「地球最後のフロンティア」と呼ばれ、ケニアは東アフリカ地域のGDPの40%を担う最も有力な国で「東アフリカのハブ」として注目されています。
ケニアはオンライン診療に関する法的な制約が日本に比べて少なく、約5,000万人の人口を抱える成長市場としての魅力があり、親日的でフレンドリーな国民性が当社の価値観やビジョンと合致すると判断しました。
ケニアでは、2019年の統計で感染症による死亡割合が1990年に比べ大幅に減少する一方、非感染症による死亡が増加。特に糖尿病・腎臓疾患、心血管疾患、新生物などの生活習慣病による死亡者数が約3倍に増加しており、人口増加に伴いこの傾向は今後も続くと予測されます。
一方で、医師不足(人口1万人当たり3人未満)、専門医の割合の低さ(約40%)、都市部への医師集中による地方の医療インフラ不足が課題となっています。これにより、医療施設での待ち時間が長く、専門医へのアクセスが困難な状況が続いています。
そうした中、ケニアでは「M-PESA」を中心としたモバイルマネー決済が普及し、スマートフォンの利用率が非常に高く、インターネット等の社会インフラが機能していることから、オンライン診療との親和性が非常に高い環境が整っています。それにもかかわらず、高品質なサービスを一貫して提供できる事業者はまだ少ないのが現状です。当社はこの機会を捉え、社会貢献と事業拡大を両立させることを目指します。
スティグマに配慮した新しい医療の形
今回のケニア事業で掲げるのが、「スティグマフリーケア」というコンセプトです。
これは人に言えない悩みや人前では相談しづらい悩みを抱える患者に対して、プライバシーを守りながら、専門性の高い医療を提供するという考え方です。オンライン診療を活用することで、患者は自宅にいながら医師の診察を受けることができ、心の負担を軽減しながら適切な治療を受けることが可能になります。
私たちは、この事業を通じて人々の生活を豊かにし、人の幸せを広めることをミッションとし、医療を“治療の場”にとどめるのではなく“人生を豊かにするパートナー”として再定義します。
将来の展望:「リバースイノベーション」へ
私たちはケニアで実績とノウハウを蓄積し、将来的には日本の地域医療にもその経験を還元する「リバースイノベーション」を推進していく方針です。日本の地方薬局がアフリカでの挑戦を通じて、再び国内の医療課題にも貢献するような循環型のビジネスモデルという次世代の医療のかたちを目指していきたいと考えています。
■Kings and Queens Medicオフィシャルサイト
https://kings-and-queens.co.ke/
■参考資料
経済産業省「医療国際展開カントリーレポート 新興国等のヘルスケア市場環境に関する基本情報
ケニア編」
https://healthcare-international.meti.go.jp/files/parts/2024/countryreport_kenya_vf.pdf
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
ケニアの首都ナイロビにクリニックと薬局の実店舗を開設。オンライン診療を軸とした医療サービスで新たな挑戦
有限会社徳吉薬局(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役:徳吉 淳一)は、2025年4月1日(現地時間)、ケニア共和国の首都ナイロビにおいてクリニックと薬局を併設した実店舗(Kings and Queens Medics)を開設し、併せてオンラインを活用した医療サービスの提供を開始しました。本事業は、徳吉薬局が日本の地方都市で培った医薬品供給のノウハウを活かし、国境を越えた新たな挑戦としてスタートしたものです。
ケニア進出の理由
アフリカは「地球最後のフロンティア」と呼ばれ、ケニアは東アフリカ地域のGDPの40%を担う最も有力な国で「東アフリカのハブ」として注目されています。
ケニアはオンライン診療に関する法的な制約が日本に比べて少なく、約5,000万人の人口を抱える成長市場としての魅力があり、親日的でフレンドリーな国民性が当社の価値観やビジョンと合致すると判断しました。
ケニアでは、2019年の統計で感染症による死亡割合が1990年に比べ大幅に減少する一方、非感染症による死亡が増加。特に糖尿病・腎臓疾患、心血管疾患、新生物などの生活習慣病による死亡者数が約3倍に増加しており、人口増加に伴いこの傾向は今後も続くと予測されます。
一方で、医師不足(人口1万人当たり3人未満)、専門医の割合の低さ(約40%)、都市部への医師集中による地方の医療インフラ不足が課題となっています。これにより、医療施設での待ち時間が長く、専門医へのアクセスが困難な状況が続いています。
そうした中、ケニアでは「M-PESA」を中心としたモバイルマネー決済が普及し、スマートフォンの利用率が非常に高く、インターネット等の社会インフラが機能していることから、オンライン診療との親和性が非常に高い環境が整っています。それにもかかわらず、高品質なサービスを一貫して提供できる事業者はまだ少ないのが現状です。当社はこの機会を捉え、社会貢献と事業拡大を両立させることを目指します。
スティグマに配慮した新しい医療の形
今回のケニア事業で掲げるのが、「スティグマフリーケア」というコンセプトです。
これは人に言えない悩みや人前では相談しづらい悩みを抱える患者に対して、プライバシーを守りながら、専門性の高い医療を提供するという考え方です。オンライン診療を活用することで、患者は自宅にいながら医師の診察を受けることができ、心の負担を軽減しながら適切な治療を受けることが可能になります。
私たちは、この事業を通じて人々の生活を豊かにし、人の幸せを広めることをミッションとし、医療を“治療の場”にとどめるのではなく“人生を豊かにするパートナー”として再定義します。
将来の展望:「リバースイノベーション」へ
私たちはケニアで実績とノウハウを蓄積し、将来的には日本の地域医療にもその経験を還元する「リバースイノベーション」を推進していく方針です。日本の地方薬局がアフリカでの挑戦を通じて、再び国内の医療課題にも貢献するような循環型のビジネスモデルという次世代の医療のかたちを目指していきたいと考えています。
■Kings and Queens Medicオフィシャルサイト
https://kings-and-queens.co.ke/
■参考資料
経済産業省「医療国際展開カントリーレポート 新興国等のヘルスケア市場環境に関する基本情報
ケニア編」
https://healthcare-international.meti.go.jp/files/parts/2024/countryreport_kenya_vf.pdf
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
(2025/04/07 13:00)
- データ提供
-
本コーナーの内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES (
)までご連絡ください。製品、サービスなどに関するお問い合わせは、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。
