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法医学会が学生セミナーを初開催へ
将来の人材確保に向け、横浜で

 日本法医学会(神田芳郎理事長)は今月24、25両日、横浜市立大学医学部で「学生のための法医学セミナー」を初開催する。法医学の社会的な役割やキャリアパスなどについて学生に理解を深めてもらい、将来の人材確保につなげたい考え。

 同セミナーには各地から約70人の学生が参加する見通しで、医学科生以外の学生のためのセッションも用意される。

日本法医学会学術全国集会で発言する神田芳郎理事長=2024年6月、岡山市

日本法医学会学術全国集会で発言する神田芳郎理事長=2024年6月、岡山市

 初日は、「社会医学としての法医学」をテーマに神田理事長が概説するほか、「法医解剖」「生体鑑定」などについて法医学者らが説明。キャリアパスに関しては、ベテランや若手の教授、法医から警察庁科学警察研究所トップに就任した所長らが登壇し、自身の経歴や活動状況について話をする。

 2日目は医学科生を対象に、法医学の実務や関連領域の研究についての紹介などが行われる。大規模災害で多数の犠牲者が出た場合の検案活動もテーマに上る見通し。(時事通信解説委員・宮坂一平)

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