治療・予防

のんびりしていて大丈夫?=意外に多い「2人目不妊」

 1人目を出産後、子育てに少し余裕ができたからもう1人と願っても、なかなか妊娠しないケースが増えている。大谷レディスクリニック(神戸市)の大谷徹郎院長は「背景には女性の晩婚化もあります」と話す。

 ◇原発性と続発性

 不妊とは、避妊することなく通常の夫婦生活を続けているにもかかわらず、1年以上妊娠しない状態をいう。不妊には、一度も妊娠経験がない原発性不妊と、一度は妊娠経験を持つ続発性不妊とがある。

 女性側の不妊の主な原因は、(1)卵管が細くなったり詰まったりして、卵管が正常に機能しない(2)卵子が成熟しない、または成熟しても卵巣から外に出られない(3)子宮内腔や内膜に異常があり、受精卵が着床できない―の三つだ。

 大谷院長は「続発性不妊の場合は、第1子を出産後、クラミジアなどの菌による感染症子宮筋腫子宮内膜症などの発症が原因となることがあります。また、子育ての忙しさから性交渉の回数が減少することも原因です」と話す。

  • 1
  • 2

新着トピックス