治療・予防

のんびりしていて大丈夫?=意外に多い「2人目不妊」


 ◇早期の検査、治療を

 しかし、「続発性不妊で最も大きな原因と考えられるのは、加齢による卵巣の機能や卵子の質の低下です」と大谷院長は指摘する。

 一般的に、妊娠率は30代後半から大きく下がる。受精卵の染色体異常が増し、流産の確率も高くなる。男性も加齢により精子の数の減少や質の低下が見られ、不妊の原因となるケースもある。

 不妊治療を行う場合、検査で原因を特定することが最優先だ。原因に応じて治療法はさまざまだが、それでも妊娠しない場合や原因が特定できない場合は人工授精や体外受精などを行う。

 「『1人目は自然に妊娠したから』とのんびりしていると、治療が遅れて妊娠しづらくなります。第2子を考えているのに妊娠しにくい場合は、早めに検査を受けて、必要なら治療を始めてください」と、大谷院長は早期治療の重要性を強調している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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