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11月25日、慶大日吉キャンパスで第6回日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会が開かれました。「ヘルスコミュニケーション」でもご紹介したように、この集会は医学だけでなく工学、環境学、教育学、心理学、社会学、経済学など各分野の研究者や企業の方も参加するユニークなイベントです。アメリカでは既にポジティブサイコロジーの学会が数年前に立ち上がり、規模も国際的になっていますが、日本ではまだなじみがないかもしれません。
今回の学術集会の会長である、慶大大学院システムデザイン・マネジメント研究科・前野隆司教授の講演からトピックスをご紹介したいと思います。工学出身の前野教授はwell-beingに関する研究を行い、その分析結果を応用して人を幸せにするものづくり、まちづくりを進めています。座ると幸せになる椅子作りの研究や、社員が幸せになる研究などが進められているとのこと。前野教授によると、人を幸せにするには4つの因子があるといいます。
その要素とは、①成長因子=自己成長し社会のためになる何かをしていること②つながり因子=人に感謝しまた感謝されるつながりを持つこと③何とかなるだろう因子=楽観的でまあ何とかなるんじゃないかと思える思考回路④人と比較しない因子=自分と他人とを比較せず自分らしく生きられる思考性、だそうです。皆さんはこれらの因子をお持ちでしょうか。
(2017/12/12 16:16)
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