治療・予防 2024/05/02 05:00
薬局で残薬を伝える
~薬不足への対処(Fizz―DI 児島悠史薬剤師)~
▽妊婦の高血圧リスク
妊娠中、母親は胎盤からへその緒を通し、胎児に酸素や栄養を届けている。妊娠高血圧症候群のはっきりした原因は分かっていないが、胎盤の血管がうまく作られないと胎児への酸素や栄養の受け渡しが不十分になるため、母親側から無理に血液を流そうとして、血圧が上昇するのではないかとも考えられている。
重症化すると、脳出血やけいれん発作、肝機能障害などを引き起こす可能性が高まる上、胎児の発育にも影響が出ることがある。「「糖尿病や高血圧、腎臓の病気を持っていること、家族に高血圧の人がいること、40歳以上の高齢出産、初産などが妊娠高血圧症候群のリスクとなります」と笠井部長は説明する。
治療は食事療法や降圧薬の服用といった方法が中心だが、妊婦の状況や胎児の発育を慎重に確認しながら予定日より早く帝王切開などで出産に踏み切ることもある。笠井部長は「脳外科や循環器科、NICU(新生児集中治療室)などバックアップ体制の整った病院への転院も考える必要が出てきます。妊娠したかもしれないと思ったら、できるだけ早く受診して健康状態を確認してください」と話す。
(2018/09/21 10:00)
治療・予防 2024/05/02 05:00
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~薬不足への対処(Fizz―DI 児島悠史薬剤師)~
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