こちら診察室
手術で患者の負担軽減
【連載の狙い】
胃腸や身体などに不調を感じ、医療機関を受診します。その時、医師に「手術が必要です」と言われたら、ショックを受ける人が多いでしょう。家族や知人らの話、あるいはSNSの情報などから「手術はつらいもの」と思いがちだからです。しかし今、手術をめぐる患者の負担を和らげようとする取り組みが進んでいます。この連載では、さまざまな角度からその現状を紹介します。
【略歴】
谷口英喜(たにぐち・ひでき)
麻酔科医師 医学博士
済生会横浜市東部病院 患者支援センター長兼栄養部部長。1991年、福島県立医科大学医学部を卒業。専門は麻酔・集中治療、経口補水療法、体液管理、臨床栄養、周術期体液・栄養管理・チーム医療など。麻酔科認定指導医、日本集中治療医学会専門医、日本救急医学会専門医、東京医療保健大学大学院客員教授。テレビ、ラジオに多数出演。年に1冊のペースで、水電解質、経口補療法に関する著書を出版。2021年には「はじめてとりくむ水電解質管理 上下2巻」を刊行。
ウェブサイト(https://www.tobu.saiseikai.or.jp/surgical-support/)