脾嚢胞〔ひのうほう〕

 脾臓には、真性嚢胞と仮性嚢胞ができることが知られています。頻度としては仮性嚢胞が多くなっています。脾臓の仮性嚢胞は脾臓破裂によって生じた血腫(けっしゅ)や脾臓の被膜下血腫が長い時間かかって変化したものと考えられています。嚢胞壁に不規則な石灰化をみることが多く、腹部単純X線写真で殻状の壁の石灰化がみとめられれば、脾臓の仮性嚢胞と考えてさしつかえありません。
 嚢胞の増大によって圧迫症状があれば切除しますが、健康診断などで偶然発見されたものは経過を観察するのみで、増大傾向がなければ手術はしません。
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