脾臓腫瘍〔ひぞうしゅよう〕

 脾臓は中胚葉由来の臓器ですから、がんはできません。原発性の脾臓の悪性腫瘍はすべて肉腫です。悪性リンパ腫、血管内皮腫(血管肉腫とも呼ばれる)、リンパ管肉腫、線維肉腫、悪性線維性組織球腫などがあります。悪性リンパ腫と血管内皮腫を除くとほかのものはきわめてまれです。良性腫瘍には海綿状血管腫、毛細血管性血管腫、リンパ管腫が知られています。
 一般には脾臓には転移が起こりにくいことが知られていますが、転移性脾腫瘍では、悪性リンパ腫、悪性黒色腫、肺の小細胞がんなどが比較的頻度の高いものです。転移性脾腫瘍は全身転移の一つと考えられています。
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