治療薬による依存〔ちりょうやくによるいぞん〕
睡眠薬、抗不安薬の依存です。両者ともにベンゾジアゼピン系薬物が主流を占めています。
通常の量を服用しているときには依存は形成されませんが、苦痛をとろうと余分に服用し量がどんどんふえた場合になることがあります（複数の医療機関から薬を得たりする）。
精神依存と同時に身体依存が生じるので、急激に服用していた薬をやめると、離脱症状が生じます。抗不安薬の離脱症状としては、全身倦怠（けんたい）、頭痛、不眠などがあり、せん妄などの重度の症状が出ることもあります。
【参照】中毒：医薬品中毒
（執筆・監修：高知大学 名誉教授／社会医療法人北斗会 さわ病院 精神科 井上 新平）
通常の量を服用しているときには依存は形成されませんが、苦痛をとろうと余分に服用し量がどんどんふえた場合になることがあります（複数の医療機関から薬を得たりする）。
精神依存と同時に身体依存が生じるので、急激に服用していた薬をやめると、離脱症状が生じます。抗不安薬の離脱症状としては、全身倦怠（けんたい）、頭痛、不眠などがあり、せん妄などの重度の症状が出ることもあります。
【参照】中毒：医薬品中毒
（執筆・監修：高知大学 名誉教授／社会医療法人北斗会 さわ病院 精神科 井上 新平）