有機溶剤〔ゆうきようざい〕

 有機溶剤とはシンナー、ベンゼン、トルエン、キシレン、酢酸エチルなどの物質で、青少年による乱用が、1975年以降社会的問題になっています。この物質を吸引すると、酔っぱらったような感じになったり、気分が大きくなったり、幸福感に満ちたようになったりします。現実がつらくて薬物の世界が逃げ場になった場合、依存は容易に形成されます。有機溶剤の依存は精神依存であり、身体依存はありません。
 有機溶剤は臓器の障害が多いのが特徴です。手足の知覚や運動の障害、肝臓・腎臓・骨髄の障害、視力の低下、脳波異常などです。
 精神面への影響では、無気力、いらいら、不安感があり、幻覚が出ることもあります。幻覚のような精神病症状は、覚醒(かくせい)剤にくらべると少ないですが、なかには入院治療を必要とする場合もあります。
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