自助グループと支援グループ

 自助グループとしては、アルコール依存に対する「断酒会」とAA(Alcoholics Anonymous)、ギャンブル依存に対するGA(Gamblers Anonymous:ギャンブラーズ・アノニマス)、薬物依存に対するDARC(Drug Addiction Rehabilitation Center:ダルク)、神経症性障害に対する「生活の発見会」、ナルコレプシーに対する「なるこ会」、摂食障害に対するNABA(Nippon Anorexia Bulimia Association:ナバ)などがあります。また精神障害者全般のグループとして、地域単位、県単位、全国単位のグループがあります。
 支援グループとしては、地域単位、病院単位で家族会があります。情報提供や家族どうしの交流などがおこなわれています。全国組織としては、「認知症の人と家族の会(旧:呆け老人をかかえる家族の会)」や「公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)」などがあります。

(執筆・監修:高知大学 名誉教授/社会医療法人北斗会 さわ病院 精神科 井上 新平)