旅行大手JTB(東京)が17日発表した2023年9月中間連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が87億円の黒字(前年同期は46億円の赤字)となり、中間決算として4年ぶりに黒字に転換した。新型コロナウイルス感染症法上の位置付けが「5類」へ移行したことに伴い旅行需要が回復。固定費削減も利益を押し上げた。
 売上高は前年同期比32.1%増の5100億円、純損益は61億円の黒字(同28億円の赤字)に転じた。国内旅行は粗利益ベースで、19年同期比で9割弱まで回復。イベント運営事業や観光地のデジタル化支援事業も好調だった。 (C)時事通信社