政府は13日、2024年度診療報酬改定について、医師や看護師らの人件費に当たる「本体」部分を引き上げる方向で検討に入った。物価高で賃上げ機運が高まる中、医療従事者の賃上げを実現するには本体部分の引き上げが必要と判断した。ただ、医療界と財務省の間では引き上げ幅を巡る考え方に隔たりが大きく、引き続き調整する。
これに関し、鈴木俊一財務相と武見敬三厚生労働相は同日、財務省内で会談。武見氏は会談後、記者団に「(医療従事者が)安心して仕事を継続できるようにするため、賃上げの必要性を申し上げた」と述べた。 (C)時事通信社
診療報酬「本体」引き上げへ=賃上げ原資確保―24年度改定
(2023/12/13 17:09)