2024年度診療報酬改定で、政府が医師や看護師らの人件費に当たる「本体」部分を1%程度引き上げる方向で調整していることが14日、分かった。複数の関係者が明らかにした。医療従事者の賃上げ実現が狙いで、上げ幅は前回改定(22年度)の0.43%を大きく上回る見通し。鈴木俊一財務相と武見敬三厚生労働相が近く合意を目指す。
24年度改定では、物価高騰や医療従事者の賃上げにどの程度対応するかが焦点。岸田文雄首相は国会答弁などで「医療現場における賃上げは、喫緊かつ重要な課題だ」としており、看護補助者らを含めた医療従事者の処遇改善を実現するには、一定規模の引き上げが必要と判断した。 (C)時事通信社
「本体」1%程度引き上げへ=賃上げ対応、24年度診療報酬―政府
(2023/12/14 22:50)