小林製薬は28日、健康被害が相次いでいる紅麹(べにこうじ)配合のサプリメントを摂取していた2人が亡くなったと、それぞれの遺族から27日に連絡を受けたことを発表した。これにより、同社のサプリを摂取していたとされる死者は計4人となった。同社は29日午後2時に大阪市内で記者会見を開く予定で、小林章浩社長らが詳しい経緯などを説明するとみられる。
 小林社長は28日に同市内で開催した定時株主総会の冒頭、「ご迷惑をおかけし深くおわびする」と謝罪。その上で「ご冥福をお祈りし、ご遺族の皆さまにお悔やみ申し上げる」と頭を下げた。総会の最後には社長が涙を流す場面もあったという。
 同社によると、2人が摂取していたサプリは「紅麹コレステヘルプ」で、1人は2021年以降に使用し、もう1人は22年初旬ごろに摂取していたという。
 小林製薬はこれまで、昨年4~10月に製造していた紅麹を含むサプリに原因となる物質が含まれていた可能性が高いと説明していた。26日までに判明した2人の死者は、この期間の製品を購入していたとみられる。しかし、新たに判明した2人は、現在までのところ同期間に製造したものを摂取したとの確認が取れていないという。同社は商品の回収を急いでいるが、さらに健康被害が拡大する可能性もある。 (C)時事通信社