小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」配合サプリメントを摂取した人が健康被害を訴えている問題を巡り、消費者庁は12日、同社以外の機能性表示食品18製品で医療従事者から健康被害の報告があったと発表した。死者はいないが、下痢湿疹など延べ117件あり、入院したケースも複数あった。
 機能性表示食品は、事業者が同庁に届け出れば食品に関する効能を表示して販売できる。同庁は3月22日時点で届け出のある1693社の6795製品を対象に調査。回答期限前日の今月11日現在、1395社のうち11社から被害の報告があった。特定製品に症例が偏るなどの傾向はみられなかった。販売実績のない商品も1637製品あった。 (C)時事通信社