厚生労働省は30日、出産費用を医療機関ごとに比較できる専用サイト「出産なび」を開設した。出産費用は原則として公的医療保険の対象外で、医療機関が価格を自由に設定できる。出産費用の「見える化」を進め、妊婦が医療機関を選ぶ際の参考にしてもらう。
 サイトには、分娩(ぶんべん)件数が年21件以上の医療機関など約2000施設の情報を掲載。エリアや出産設備の種類ごとに検索できる仕組みで、正常分娩に必要な費用の目安を示す。年間の分娩件数や産後ケア、無痛分娩の実施状況なども公開している。 (C)時事通信社