治療・予防

遺伝子が関連するがん―リンチ症候群
自覚症状なくても早期から検診を

 ▽1~2年ごとに検診を

 若年でがんを発症し、家族歴などからリンチ症候群が疑われる場合は、原因遺伝子を調べる遺伝学的検査や、遺伝性腫瘍を選別する「マイクロサテライト不安定性検査」を行う。また、ミスマッチ修復タンパクに対する免疫染色で、ミスマッチ修復遺伝子の異常を調べる。

 手術した大腸がんの原因がリンチ症候群と診断された場合には、残存大腸にまた別の大腸がんが生じる可能性があるため、手術後の残存大腸の定期的な内視鏡検査が重要だ。また発症しやすい大腸以外のがんについても検査を行う。

 「家族に若年でがんを発症した人がいる場合、自覚症状がなくても、大腸がんなら20代から、子宮体がん、卵巣がんなら30代から、いずれも1~2年に1度は診察・検査を受けてください」と冨田主任教授は呼び掛けている。(メディカルトリビューン=時事)

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