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進行がある場合には、角膜クロスリンキングという角膜のコラーゲンを架橋して硬化させ、進行を緩やかにする治療法が適応になります。
進行の有無にかかわらず、視力低下が著しい場合や角膜の厚みが極度に薄く、他の手術適応から外れるような症例では、角膜移植が適応になります。
◇新しい治療法に希望が
井手 円錐角膜は進行してしまうと、古くからの治療法である角膜移植しか適応になりません。しかし近年、進行を予防することができる角膜クロスリンキングという新しい治療法の出現でパラダイムシフトが起こりました。
しかし、これは初期の症例に対してのみの適応ですので、従来の円錐角膜の紹介基準とは変わってきております。ですから、初期の症例こそ専門施設に紹介いただけると幸いです。
海原 このクロスリンキングの治療は入院して手術になるのですか。健康保険は適用されますか。
井手 この手術は日帰り手術で施行されています。非常に大切な治療ですが、健康保険が適用されない治療法です。従って自費診療で施設ごとに費用は異なります。
円錐角膜の患者さんはアトピー性皮膚炎を合併していることも多く、皮膚科の先生方も、視力の変化の大きい、左右差の大きい患者さんがいらっしゃれば、ご紹介ください。
海原 視力が最近低下して左右差がある、乱視が進行した、というような場合、またアトピーがあり、視力も低下というような場合は眼科で円錐角膜について調べてもらうという手順が必要ということですね。
ありがとうございました。
(文 海原純子)
井手武(いで・たけし)
大阪大学医学部卒業。Bascom Palmer Eye Institute, University of Miami留学。円錐角膜の診察に力を入れる。並行して、事業構想大学院大学を卒業後、暗黙知のある専門家同士のハードやソフトを共有・有効利用することにより、患者・医師・社会の関係をサステイナブルな関係にする「ONAKAMAプロジェクト」をこの夏始動。
(2018/07/20 10:30)
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