治療・予防 2024/04/26 05:00
成長や学力に影響も
~小児期に多い回避・制限性食物摂取症(国際医療福祉大学成田病院 中里道子教授)~
線維状の異常なタンパク質アミロイドが臓器や神経などに沈着し、機能障害を引き起こす「全身性アミロイドーシス」の一種、家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)は、国内では熊本、長野両県に患者数が多いとされてきたが、高齢で発症する患者は全国的に散在することが近年、明らかになってきた。熊本大学大学院神経内科分野教授の安東由喜雄医師に治療法などについて聞いた。
◇年のせいと見過ごしも
血液などの一般的な検査では分からず、専門医療機関でなければ発見が難しい。安東医師は「内科や整形外科などで対症療法を受けている患者が少なくありません。また、神経内科では慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(CIDP)と誤診されることもあります。下肢のしびれは『年齢のせい』と見過ごされがちなので要注意です。循環器内科で原因不明の心肥大や不整脈、心不全とされていることもあります」と説明する。
(2016/10/02 16:15)
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