こちら診察室
手洗い・マスク着用の仕方アドバイス
新型コロナウイルスの患者の世界的な増加に歯止めがかからず、日本でも感染の「第3波」が本格化している。予防対策の基本が手指の消毒とマスク着用であることには変わらないが、正しいやり方をしないと手の荒れや顔の肌のトラブルを招き、日常生活に影響する恐れもある。皮膚科の専門医の野村有子さんに、消毒とマスクに関するスキンケアについてアドバイスしてもらう。
野村有子(のむら・ゆうこ) 1961年岩手県生まれ。慶応義塾大医学部卒。同大助手などを経て、98年に野村皮膚科医院を開業。さまざまな皮膚疾患を治療し、スキンケアのきめ細かな指導を行う。雑誌やテレビなどの取材も受け、啓発活動に積極的に取り組む。