こちら診察室
例年以上に注意が必要
今年も熱中症の季節がやってきた。2020年から続く新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛やマスクの着用など、例年とは異なる生活を強いられている中、その対策も変わってきそうだ。脱水症や熱中症の専門家である谷口英喜さんに、詳しく解説してもらう。
谷口英喜(たにぐち・ひでき)
麻酔科医師 医学博士
済生会横浜市東部病院 患者支援センター長兼栄養部部長。1991年、福島県立医科大学医学部を卒業。専門は麻酔・集中治療、経口補水療法、体液管理、臨床栄養、周術期体液・栄養管理など。麻酔科認定指導医、日本集中治療医学会専門医、日本救急医学会専門医、東京医療保健大学大学院客員教授、「かくれ脱水」委員会副委員長を併任。脱水症・熱中症・周術期管理の専門家として、テレビ、ラジオに多数出演。年に1冊のペースで、水電解質、経口補療法に関する著書を出版。2021年は6月に「はじめてとりくむ水電解質管理 上下2巻」を発売予定。
ウェブサイト(https://www.tobu.saiseikai.or.jp/surgical-support/)