山口清次 医師 やまぐちせいじ

公立邑智病院

島根県邑智郡邑南町中野3848-2

  • 小児科
  • 院長
  • 部長兼務
  • 島根大学小児科名誉教授

小児科 内科

専門

先天性代謝異常、有機酸・脂肪酸代謝異常症、新生児マススクリーニング

医師の紹介

山口清次医師は、小児科専門医、臨床遺伝指導医。1980年代初めより日本の小児科医としては早い段階から質量分析(GC/MS、タンデムマス)を用いた先天性代謝異常の研究をスタートさせた。その実績から厚生労働省「新生児マススクリーニング研究班」の代表者(2004~2016年)として、新生児マススクリーニングに「タンデムマス分析」を導入する研究を推進、普及に尽力してきた。小児科における予防医学の確立に向け、障害発症予防のための診断技術、さらに治療技術の向上に努め、国際的にも高い評価を得ている。

診療を受けるには

山口医師の外来は病院ホームページを参照。

医師プロフィール

1975年3月 岐阜大学医学部 卒業
1977年1月 岐阜市民病院小児科
1978年4月 東京都立豊島病院小児科NICU
1980年4月 岐阜市民病院小児科
1981年4月 岐阜大学医学部小児科助手
1982年 GCMSを用いた有機酸代謝異常症の診断に関する研究を開始
1984年 徳島大学酵素化学研究センター留学
1986年 信州大学医学部生化学留学
1987年6月 岐阜大学医学部小児科講師
1992年 エール大学遺伝学研究所留学。極長鎖アシル-CoA脱水素酵素(VLCAD)欠損症の世界初例を同定
1993年8月 島根医科大学小児科教授
2003年10月 大学統合により島根大学医学部小児科教授
2004年度 日本先天代謝異常学会賞
2012年度 日本医用マススペクトル学会・松本賞
2016年3月 島根大学小児科教授退職・同名誉教授
2018年 アジア太平洋小児科学会・アジア貢献小児科医アワード
2021年4月 公立邑智病院院長(兼小児科部長)、現在に至る

所属学会

医学博士、日本小児科学会元理事・専門医、日本マススクリーニング学会元理事長、日本先天代謝異常学会元理事、日本医用マススペクトル学会理事、日本SIDS・乳幼児突然死予防学会元理事、日本周産期・新生児医学会元評議員・専門医・指導医

厚生労働科学研究「新生児マススクリーニング研究班」研究代表者(2004~2016年度)

主な著書

『よくわかる新生児スクリーニングガイドブック』(2019年 診断と治療社/編著)
『タンデムマス・スクリーニングガイドブック』(2013年 診断と治療社/編著)
『先天代謝異常症』(2011年 診断と治療社/共編/編著)
『有機酸代謝異常ガイドブック―GC/MSデータの読みかた・活かしかた』(2011年 診断と治療社/編著)

医師発信欄

NPO法人タンデムマス・スクリーニング普及協会HP: http://tandem-ms.or.jp/
公立邑智病院:https://www.ohchihospital.jp/
(更新日:2024年7月9日)

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