出血性ショックの症状

 短時間での大量出血はショックとなります。ショックのときは、ぼんやりし無表情で、呼びかけに対しての応答がにぶい、皮膚は蒼白(そうはく)で冷たく、冷や汗をかく、呼吸は浅く速い、脈拍は弱く速いなどの症状がみられます。
 ショック症状は時間とともに変化します。はじめは大したことがなさそうでも、出血が進み、徐々に悪化することがあります。したがって、何回もようす(全身症状といいます)をチェックすることが大切です。全身症状が悪化している場合、放置すると死にいたる重症の状態です。ただちに応急手当てをし、救急車を呼ばなければなりません。
 実際に出血している外出血では、出血量で危険性がわかりますが、内出血では前述したように、けが人のようす(全身状態)を見なければなりません。

■外出血への対応
□ショック体位(ショック時の寝かせかた)
 ショック時には、仰向けに寝かせ、座ぶとんなどを足の下に置き、両足を15~30cmほど高く上げます。

 次にベルトやネクタイをゆるめ、からだに毛布や衣服をかけて保温につとめます。救急車が来るまで絶対に患者のそばから離れず、声をかけ元気づけるようにします。

□頭にけがをしていたり、足に骨折がありグラグラしている場合
 急にショック体位をとると、全身状態がわるくなることがあります。特に頭にけがをしている場合は、仰向けに寝かせることが大切です。下肢を骨折している場合は、骨折部を固定してからショック体位にするか、仰向けに寝かせてください。