外陰炎〔がいいんえん〕
外陰部の炎症であり、カンジダ・トリコモナス・細菌(クラミジア、淋菌〈りんきん〉や非特異的雑菌)などに起因する腟炎から炎症が波及するケースが多く見受けられます。また、硬性下疳(第1期梅毒)、鼠径肉芽腫(そけいにくげしゅ)や、毛虱(けじらみ)、アトピー性皮膚炎、下着によるかぶれ、湿疹、急性外陰潰瘍などに起因するものもみられます。
このように原因が多岐にわたるため、診断は専門医の手にゆだねる必要があります。治療も原因により異なり、診断に応じて適切な治療をおこなうことになります。
このように原因が多岐にわたるため、診断は専門医の手にゆだねる必要があります。治療も原因により異なり、診断に応じて適切な治療をおこなうことになります。
(執筆・監修:日本大学医学部産婦人科学教室 主任教授 川名 敬)